原因不明の腰の痛みは【脊髄腫瘍】かも!? 

原因不明の腰の痛みは【脊髄腫瘍】かも!? 

「とにかく何をしていても腰が痛い」「痛みがあるので眠れない」「整骨院に行っても一向に改善しない」

このように腰痛に悩まされている方の一部では重症で痛みに悩まされている方もいるかもしれません。しかし、あまりに強い痛みと一向に改善しない腰痛はもしかすると「脊髄腫瘍」の可能性もあります。

ここでは脊髄腫瘍について自覚症状と一般的な病院での処置・予後についてご紹介していきます。同じような症状でお悩みの方がいらっしゃった場合はまずは病院に行かれてください。

 

脊髄腫瘍とは

脊髄の中に発生した腫瘍で脊柱管内の軟部組織や椎体に発生した腫瘍により脊髄や神経根が圧迫される病気の総称です。

良性腫瘍が大部分を占めますが、一部悪性腫瘍もあります。良性腫瘍だからと言って放置しても脊髄を圧迫することで神経症状がでるので注意が必要です。

これらの腫瘍は原因がまだ解明いないのですが、遺伝することはないようです。

このような症状はありませんか?

・安静時痛
・夜間痛が強く睡眠の妨げになっている
・症状が進行すると少しの動作によって激痛が発する
・痛み・しびれ・直腸膀胱障害が出ている 

このような症状が続いているならすぐに病院に行きましょう。
はじめは腰痛のような症状が出るのですが、間もなく安静時でも痛みが出て増悪の一途を辿ります。
寝ても覚めても激しい痛みが発生し、神経症や運動障害、麻痺などが出現します。

脊髄腫瘍には大きく3つの種類がある

・硬膜外腫瘍

ほとんどがガンからの転移性腫瘍、原発病巣のコントロールが基本。原発病巣がコントロール出来て、脊髄腫瘍による症状が強い場合は手術

・硬膜内髄外腫瘍

一般的に最も多い脊髄腫瘍。脊髄神経根から発生する良性腫瘍。徐々に大きくなって脊髄を圧迫するので腰の感覚障害や麻痺をきたす。ただ、手術で全摘すれば再発の可能性はそれほど高くない。

・髄内腫瘍

脊髄の中から発生してくる腫瘍。脊髄障害を起こすので手術での摘出が必要。全摘可能なものと不可能なものがあり、再発の可能性もある。

ちなみに硬膜とは

脊髄を包んでいる硬い膜のことです。硬膜の下にはくも膜、軟膜が存在しており、硬膜は脳や脊髄を外傷や感染から守る働きをしています。

病院での治療法とは

脊髄腫瘍には髄膜腫、神経鞘腫、神経膠腫 などの腫瘍があるため、確定診断には腫瘍の病理診断が必要になります。まずは可能な限り腫瘍を小さくし症状の出現を防止すること。

MRI、CTなどの検査をし、様々な角度から治療法を考え、それができない場合などは手術で摘出をするというのが病院での治療になります。


手術でのリスクはどの位?

・出血
 
手術中、腫瘍摘出の過程で大量の出血となることがあります。腫瘍が摘出されたことで、急激に脊髄への圧迫が減少し脊髄内に出血を引き起こすことが稀にあるようです。そのようなときは再手術が必要になることも・・・。

・脊髄・神経の損傷

手術中に脊髄や神経根を栄養している血管を損傷し、その結果、脊髄や神経障害を生じる可能性があります。

・髄液漏

腫瘍摘出の過程で硬膜を切開・除去する場合があり、このような時術後に脊髄液が皮膚の下に貯留することがあります。最悪の場合は細菌性髄膜炎などの合併症を起こすこともあります。

・糖尿病・高血圧・パーキンソン病・内分泌疾患など

これまで顕在化していなかった疾患が手術を契機として発症することがあるようです。また、患者さんがこれまで罹っていた疾患がより重くなることもあります。

骨盤王国での施術について

脊髄腫瘍に関しては整体で改善することはありません。整体や鍼灸、マッサージ、カイロプラクティックなど手技療法では改善が不可能な分野です。

まずは病院に行ってしっかり検査を受けてください。1か所では信用できない時はセカンドオピニオンを受けるといいでしょう。

腫瘍がないことを確認して、それでも腰や背中が痛い場合などは足、腰を専門に対応している骨盤王国小倉店に是非お越しください。

脊髄腫瘍の痛み方とヘルニアでの痛みは共通する部分があります。骨盤王国では整形外科的な検査や独自の手技による検査を通して原因を探していきます。

トントンと指で振動を伝える優しい刺激ですので高齢の方でも安心して受けることが出来きます。