難病、後縦靱帯骨化症の原因を知り対策しよう!

難病、後縦靱帯骨化症の原因を知り対策しよう!

難病にも指定されている後縦靱帯骨化症。手足のしびれや指先が思うように動かせないなど、後縦靱帯骨化症の症状に悩まされる日々、また詳しい原因もわかっておらず、どうしたらこの苦しみから抜け出せるのかという思いを抱いている方がほとんどでしょう。

一般的には軽度であれば薬などにより経過観察、重度のものは手術ということが対策として取られますが、今回はそれ以外の後縦靱帯骨化症による症状の軽減につながる対策方法について、後縦靱帯骨化症の詳しい解説と一緒にお話ししていきます。

後縦靱帯骨化症の原因と症状

後縦靱帯骨化症の原因

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/opll.html
公益社団法人 日本整形外科学会 「後縦靱帯骨化症、黄色靭帯骨化症」図1より引用

黄色靭帯骨化症と後縦靱帯骨化症は似ていますが、骨化が起こる場所が上の図のように違います。後縦靱帯骨化症は、脊髄の前の方にある背骨一つ一つを繋ぎ止めている靭帯が分厚くなり骨に変わってしまう病気です。骨になってしまった分厚い靭帯が、脊髄や神経根を圧迫することで、痺れなどの神経症状が出てしまいます。

また、後縦靱帯は先ほどの説明通り背骨一つ一つを繋ぎ止めている靭帯なので、それが骨化してしまうことでその部分の背骨の動きが硬くなってしまい、体を動かしづらくなってしまいます。

基本的には頚椎という首の部分に起こることが多い後縦靱帯骨化症ですが、腰や背中に起こることもあり、骨化が起こる場所によって頚椎後縦靱帯骨化症、胸椎後縦靱帯骨化症、腰椎後縦靱帯骨化症と呼び方が変わります。

後縦靱帯が骨化してしまう原因について多くの説がありますが、詳しい原因は未だにわかっていません。

ただし同じ家族内での発症が見られやすいことから遺伝的な要因や、糖代謝・カルシウム・ビタミンD代謝異常、糖尿病、肥満傾向などが後縦靱帯骨化症の原因として考えられると言われています。

後縦靱帯骨化症の症状

後縦靱帯骨化症による症状は、大きく分けて「脊髄の圧迫による神経症状」と「靭帯の骨化による脊柱の症状」に分けられます。

骨化した靭帯が脊髄を圧迫することで、手足の痺れが起こり感覚が鈍くなってしまいます。またそれによって手足が動かしづらくなり細かい動きができなくなったり、歩きづらくなったりなどの歩行障害も見られるようになります。

最初のうちは手や足の指先の方の痺れから出現し、徐々に腕や足全体へと範囲が広がり手足が動かしづらくなる運動障害が起こるように症状が進行していきます。重度になると尿がなかなか出ない、あるいは我慢できなくなるといった排尿障害や、便がなかなか出ないといった排便障害などの症状も起こるようになってしまいます。

後縦靱帯骨化症がよく起こる頚椎に起こった場合は手足に症状が出ますが、胸椎、腰椎に起こった場合は足だけの症状になります。ただ、靭帯が骨化し脊髄を圧迫していても症状が出ない人も中に入るようです。

一般的な後縦靱帯骨化症の対策とは

一般的に病院などで行う後縦靱帯骨化症の対策としては、まずは外固定装具などを用いた局所の安静を行い、症状の軽減を図ります。後縦靱帯骨化症が起こりやすい頚椎では特に、頚椎カラーを用いて首があまり動かないように固定することで、脊髄への圧迫刺激が軽減されるように対策を行うことが多いです。

また、その他にも消炎鎮痛剤で痛みの軽減を図ったり、筋弛緩剤を使って筋肉の緊張を緩め、過度に神経の圧迫を防ぐなどの方法と対策として行います。

それでも症状の軽減が見られない場合や、脊髄神経への圧迫が強い場合は手術を行います。手術では骨化自体を改善することはできないのですが、骨化が起こってしまっている部分の背骨の一部を除去し、脊髄神経への圧迫の軽減を図るというものです。

ただ、手術ではこのように神経の圧迫を軽減し、神経症状の軽減を図ることを目的として行いますが、実際どれほどの症状の軽減が見込めるかを術前に把握することは難しいです。簡単に言ってしまうとやってみないとどこまで症状が軽くなるのかわからないということですね。

骨盤王国小倉整体院の後縦靱帯骨化症へのアプローチ

「局所の柔軟性」と「症状の軽減」を図る

骨盤王国小倉整体院の後縦靱帯骨化症へのアプローチも、根本的な靭帯の骨化している部分を改善することはできません。

では、何もできないのか・・・というとそうではなく、骨化している部分の局所の柔軟性をつけることで、骨化している部分による神経の圧迫を少しでも軽減し、症状の軽減を図ることは可能です。

結局、後縦靱帯が分厚くなり骨化することで、その部分の脊柱(背骨)が硬くなり柔軟性が低下してしまいます。また、その部分に炎症や痛みが生じることでその周辺の筋肉が硬くなることで、より脊柱の柔軟性の低下を引き起こします。

その脊柱(背骨)の柔軟性の低下が、より脊髄神経の圧迫を強めて手足の痺れなどの神経症状を引き起こします。

なので、骨盤王国小倉店では骨化が起こっている部分やその周辺などの緊張を引き起こしている原因に対してアプローチし、「局所の柔軟性を高める」ことで脊髄神経に負担がかかりにくい体の状態を作ることで、脊髄神経圧迫による「症状の軽減」を図ります。

全身検査を行い、根本原因を徹底追及!

骨化が起こっている部分の「柔軟性の低下」はなにもその部分だけが原因で起こっているのではありません。

結局全身の体の歪みや筋緊張のバランス、血液循環などが原因で骨化が起こっている部分に過度に負担がかかりやすい状態になっています。そのせいで、骨化による神経の圧迫をより強めてしまうため、神経症状が引き起こされてしまうこともあります。

そのため、骨盤王国小倉整体院ではカウンセリングの段階から、しっかり体全身の状態について把握をし、検査・施術を行うことで後縦靱帯骨化症による症状の軽減を図っていきます。

バキバキしないソフトな整体法なので安心

骨盤王国小倉店では「バキバキしないソフトな整体」で、後縦靱帯骨化症に対してアプローチしていきます。

むしろ一般的な「バキバキする整体」や「強くゴリゴリ押すマッサージ」は、骨化が起こってしまっている背骨に対して負荷が強すぎて、最悪の場合症状が逆に悪化するなどリスクが大きすぎます。

骨化が起こってしまっている骨に負荷をかけすぎず、なおかつ背骨の柔軟性やその周辺の筋緊張などが緩むように、適切な刺激量を適切なポイントに、熟練の技術を持って施術をしていきます。

強めのマッサージに慣れている方は少し物足りなく感じることもあるかもしれませんが、この刺激量こそがきちんと体が変わっていくのに一番早い方法だと考えています。

最後に

後縦靱帯骨化症でお悩みのあなた、難病で原因が詳しく特定されていないが故になかなかその症状が軽減せずに苦しい日々を送っている方も多いと思います。

もう手術しか選択肢がないところまで進行してしまっている方も、手術に抵抗があるのであればまずは骨盤王国による症状の軽減を図ってみてはいかがでしょうか?

また、重症ほど症状が進行していなくても今後より症状の進行を防ぐため、少しでも症状の軽減を図るためにも体の状態を改善することはとても重要なポイントになって来ます。

後縦靱帯骨化症による症状でお悩みの方、手術を勧められているが手術には抵抗がある方は、ぜひ一度骨盤王国小倉整体院へお気軽にご相談ください。