3大激痛の1つ腎臓結石・尿路結石の原因や再発予防とは

3大激痛の1つ腎臓結石・尿路結石の原因や再発予防とは

胆石、膵炎、結石と3大激痛の1つである結石。

すでにこの激痛を経験された方もおられるかもしれません。
出来る部位によって痛みは異なりますが、尿管で出来ると激痛が走り、救急車を呼ぶことも少なくない結石についてこれから紹介していきますね。

腎臓結石・尿路結石とは

腎臓で濾過された尿は、尿管を通過し膀胱へ溜められ、尿道を通って排泄されます。
この腎臓~膀胱~尿道の間にできる結石を、尿路結石と言います。

小さな結石が腎臓にできても無症状な場合がほとんどですが、これが腎臓から流れ出て途中で詰まってしまうと、わき腹~下腹部などの激しい痛み、嘔吐、血尿などの症状が起こり易いんです。

腎臓と腎臓から結石が尿路に移動することで尿路結石といわれて、尿路は細管でつながっているため場所が少し異なるが、原因などは同様になります。

結石の罹患率は、男性で15.1%女性で6.8%で、男性は7人に1人が、女性では15人に1人が罹患する割合になり、男性は40代で女性では50代でもっとも高く発症します。
こうして見るとたくさんの方が発症していますね。

症状

結石は、腎結石と尿管結石の上部尿路結石が95%と高率になってます。

結石は腎臓で形成されますが、腎結石では、自覚症状はそこまでありません。

ただ、結石が腎臓内で大きくなると腎臓機能の障害が起こる為、尿がすっきり出なくなったり、残尿感が見られたり、血尿が出ることがあります。

尿管に結石が移動して、尿管で石が詰まることで種々の症状が出ます。

中でも、突然わき腹が差し込むような激痛でエビのように体を曲げるような状態になるのが特徴なんです。
他には、血尿や嘔吐、お腹や太ももに痛みが走ることもあります。
本当に恐ろしい症状ですよね。
痛みが落ち着いてもそのまま放置しておくと、尿が上手く流れず、腎臓が働かなくなったりもするんです。

原因

腎臓などにできるシュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムなどのカルシウムのかたまりが原因となることが考えられます。

実は、これらのカルシム結石が9割以上を占めているんです。
カルシウムのかたまりが原因となるため、以前はカルシウムの摂りすぎが原因と考えられていました。

ところが、カルシウムの摂り過ぎではなく、食生活の欧米化で肉類や動物性たんぱく質の摂取量の増加が影響していると考えられているんです。


これらの経緯で中年以降の男性に多発していたが、最近では、若年でも起こったり、女性にも増えてきています。

では、なぜ食生活の変化が影響しているかというと、肉類を摂るとシュウ酸や尿産等が体内で増えるんです。
リン酸カルシウムもシュウ酸カルシウムに含まれていることがほとんどの為、シュウ酸が結石と結びつきが非常に強いです。

このシュウ酸にはカルシウムと結びつきやすい性質があります。
カルシウムと結びついたシュウ酸は吸収されずに便として体外に排出されます。
ところがシュウ酸の量が多くなると、余ったシュウ酸が尿に出て来てしまうんですね。

尿に出てきたシュウ酸とカルシウムとが結びつくことで、石のような塊になってしまいます。
そして、排泄されにくくなり、腎臓や尿管を詰まらせてしまうんですね。

食文化の変化でシュウ酸が過剰になったのと、それに結びつくカルシウムが不足していて、カルシウムが適量になる事で便としてシュウ酸が正常に排出されます。
こういう流れで、摂り過ぎと考えられていたカルシウムが実は足りていなかったんですね。

カルシウム以外には、お酒や肉類魚卵に多く含まれているプリン体を多くとることで尿酸結晶となって結石の原因になってきます。

この様に食文化の欧米化や多様化によって、気を付けないと体に多大な負担をかけることになるのですね。

一般的な処置として

まず、腎臓結石が疑われた時は、レントゲンを撮ります。

その際、通常のレントゲンでは、結石が写らない事もある為経静脈性尿路造影検査という検査で診断を行います。

結石が診断されると、最初に鎮痛薬で痛みを抑えます。

痛みが治まったら、自然に排石できるかどうかというのが大きなポイント。

●10mm以下の結石には、自然に排石も可能になる為水分を多量にとり尿量を増やしたり、ジャンプや縄跳びのような上下の動きの多い運動をする事で排石するのを待つんですね。
また、それと同時に排石促進剤や鎮痛剤の処方もします。

●10㎜以上の結石には、体外衝撃波石破砕術(ESWL)という、衝撃波を照射する装置で、衝撃波を結石にめがけて照射して結石を砕く方法これが今の主流。

大きい結石では、この装置で何度も照射を繰り返す事で少しずつ結石を砕くこともあります。

これにより、砕かれた結石は、尿と共に尿道から排出されます。

この衝撃波でうまく出てこない石の破片は、尿道から内視鏡を挿入して、強制的に取り除きます。
想像するだけでも痛そうですよね。

日常で再発を防ぐ為に

この結石自体は、5年以内の再発率が45%と言われているので、再発させないように生活習慣を見直しましょう。

日常では、まずは、水分量をたくさん摂る事がとても大切なんです。

1日1.5~2リットルを目安に摂れるといいですね。

あとシュウ酸の摂取量とカルシウムの摂取量がポイントになります。

シュウ酸は肉類に多い為動物性たんぱく質の量を抑え、乳製品や小魚や大豆などの豆類緑黄色野菜に豊富にカルシウムが含まれている為、これらを積極的に摂りましょう。ただ、野菜の中でほうれん草はシュウ酸が多く含まれている為、取り過ぎには注意しましょう。

あと、ビタミンCは体内で代謝されてシュウ酸を作る為、過度の摂取は控えましょう。

また、肉類を多く摂ると尿が酸性に傾き結石ができやすくなります。
クエン酸は尿をアルカリ化する効果がある為積極的に摂ることがおすすめなんです。
果物や梅干しに含まれる酸味のある成分にクエン酸は多く含まれていますよ。

骨盤王国では

根本的に出来てしまった結石を無くすことはできません。

ただ、食生活もそうですが、生活習慣が結石になる方は関係しているんですね。

骨盤王国の施術では、筋骨格のアプローチもそうですが、内臓へのアプローチも行っています。

同じような食生活をしていても、全員がこの結石ができるかというとそういうわけではないんですよ。

結石になる方は、肥満傾向・運動不足という特徴があります。

肥満や運動不足になると内臓機能も低下していることが多く、また、新鮮ないい状態で体液が循環していないことが考えられます。

骨盤王国小倉整体院では、トントン整体法という施術を行っております。

トントン整体法は、全身の体液の循環が非常に高まり、更に内臓機能も高まるんですよ。

それにより、水分量が低下することで引き起こしやすい結石のリスクも下がりやすいです。
また、内臓の機能が高くなることで不思議と体質も変わってきます。
結果として、今後色々と引き起こる可能性のある結石や体のリスクを非常に抑えられますよ。

最後に

結石が出来て、病院での処置は終わったものの、その後どう生活したらよいのかわからない方もおられると思います。

また、結石の再発率は5年間で45%と非常に起こりやすいので、侮れません

その為、骨盤王国小倉整体院では、腎機能や全身の循環を良くすることは当然ですが、皆様にどのような事が大切なのか適切に提案を行います。

自分一人でどのように向き合ったらいいのかわからない方や、再発を絶対にしたくない方は、お気軽にご相談下さいね。