強直性脊椎炎による痛みや体のこわばりの対策方法!

強直性脊椎炎による痛みや体のこわばりの対策方法!

原因がわかっていないため、予防法や治療法も確立されていない強直性脊椎炎。進行して重症化してしまうと、日常生活にも支障をきたしてしまう大変な難病です。「このまま進行してしまうとどうなってしまうんだろう・・・」という不安を抱えながら生活を送っている方も多いと思います。

今回は「少しでも強直性脊椎炎による症状を軽減したい!」「少しでも進行を食い止めたい!」という思いを抱いているあなたに、強直性脊椎炎とはどういう病気なのか、どのように対策を行うべきなのかを詳しくご説明していきます。

強直性脊椎炎とは

強直性脊椎炎とは、主に骨盤や脊椎に炎症を起こし痛みを起こす原因不明の病です。脊椎や骨盤以外にも、股関節や膝関節、肩関節などの手足の大きな関節にも起こることがあります。

進行すると脊椎に強直と言って、関節の骨及び軟骨の変形や癒着が起こり、脊椎の関節の動きが制限されてしまい、日常生活へも影響を与えてしまうこともあります。

また、女性よりも男性の発症率が高く、発症するとしても女性の方が発症するのが遅く、症状も軽いことが多いようです。ほとんどの方が40歳以下で発症する病気です。

強直性脊椎炎の症状

炎症が起こり痛みが生じる部分は人によって様々ですが、多いのは腰痛、臀部痛(坐骨神経痛)、胸部痛(肋間神経痛)です。そして首や背中などの脊椎、股関節、膝関節、肩関節などの大きい関節を中心に広がります。手足の指など、末端部分まで痛みが出るのは稀です。

初期段階では書状の出方に波があることも多く、急に動くのも辛いほど痛くなったと思ったら次の日にはほとんど痛くなくなることもあります。また、初期ではそのようなことがあって病院で検査をしても、なかなか原因が見つからなかったりすることもあります。

そして、症状が進行していくと慢性的な炎症により骨の変形や癒着が起こり強直となり、脊椎の動きが悪くなっていきます。強直を起こすとどんどん体が丸くなっていくようになり、体を反らしたり上を見上げたりすることが困難になってきます。

ただ、痛みがあるからといってじっとしていると余計に痛みが強くなり、体を動かしていた方が楽になるというのも強直性脊椎炎の特徴です。

強直性脊椎炎の原因

強直性脊椎炎の原因は、残念ながらまだわかっていません。ただHLA-B27というヒト白血球抗原の一つの数値が強直性脊椎炎の人は高いためHLA-B27が何らかの関連性があると考えられています。また、家族内発生も10%ほどあるので、遺伝的な要因も考えられます。

これに細菌感染などの要因が加わり、免疫異常が起こることがきっかけとなり、強直性脊椎炎が発生すると考えられています。

一般的な強直性脊椎炎の対策法とは

強直性脊椎炎の対策として運動をすることは必須の対策法となります。長期の炎症によって背骨や関節が動きづらくなってくると、日常生活にも支障をきたしてしまうこともあるので、運動をして体を動かすことで体のこわばりを軽減します。

ただ、運動といっても激しいスポーツをする必要はなく、ウォーキングやプールでの歩行運動、ストレッチなどで体を動かすだけでも十分です。また、体のこわばりを軽減させるために入浴や温泉もお勧めです。

しかし、強めの矯正などを行う整体やマッサージは、逆に骨折や関節、靭帯の損傷を引き起こす危険性があるので、避けた方がいいとされています。

強直性脊椎炎の対策法として、運動以外には薬による対策を行います。薬を使う目的は炎症を抑えることを目的として使用されます。炎症を抑えることで痛みが軽減されるため、先ほどお伝えした運動もしやすくなるので重要ですね。

よく使われるのは消炎鎮痛剤である非ステロイド性抗炎症剤が、強直性脊椎炎の炎症を抑え痛みの軽減に有効であると報告がされています。また、脊椎以外の関節の炎症や痛みが強い場合には、関節リウマチのお薬を使用します。

強直を起こしてしまい動きが硬くなった脊椎を動きやすくするという手術はありませんが、あまりにも変形が強くなってしまい、日常生活が困難なほど上体を起こせなくなった場合は背骨を伸ばして固定するという手術を行われることがあります。

また、股関節や膝関節の痛みや変形が強くなっている場合は、人工関節置換術を行うこともあるようです。

骨盤王国小倉店の強直性脊椎炎に対するアプローチ

強直性脊椎炎は難病のため、もちろん骨盤王国だけで対策を取ろうとせず、ちゃんと専門の病院などの対策である運動、お薬の使用は行う方が良いでしょう。

ただ、骨盤王国の整体を対策として一緒に行う方が、より強直性脊椎炎の症状である痛みや体のこわばりの軽減を図ることができます。ではどのようなアプローチを行うのか、骨盤王国での強直性脊椎炎に対するアプローチを説明していきます。

「痛みや体のこわばりの軽減」を図る

当店でのアプローチでも、一般的な対策と同じように根本的に強直性脊椎炎をよくすることはできません。何に対してアプローチするかというと、「痛みや体のこわばりの軽減」に対してのアプローチです。

強直性脊椎炎は先ほど説明した通り、背骨を中心に炎症が起こり、進行するとそれにより背骨が固まり余計痛みや動きづらさが出現するという病気です。

一般的な対策でも上げた運動もこの体のこわばりを軽減するのに有効ではありますが、骨盤王国の整体によって全身の循環をよくしたり、筋肉の緊張の軽減を図ることで同じように痛みや体のこわばりの軽減を図ることができます。

ただ強直性脊椎炎の場合、痛みが出るのが主に腰や背骨になりますが、背骨が動きづらくなるのもそこだけが原因ではなく、体全身のバランスや筋緊張が悪いことから、余計に背骨の動きが悪くなり、痛みや動かしづらさが出ることがあります。

なので、骨盤王国でのアプローチは背骨だけではなく、必ず体全身の状態を把握してから背骨周辺の緊張や柔軟性の低下の軽減、全身のバランスを整え背骨の痛みやこわばりの軽減を図っていきます。

バキバキしないソフトな整体だから安心!

整体も痛みやこわばりの軽減を図れるからいいんだ!と思われた方もいらっしゃるかもしれないですが、全ての整体がいいというわけではありません。

特に「バキバキ」したりとか、「強い刺激の整体・マッサージ」は、強直が起こっている脊椎に行うと逆に痛みを強くしたり、骨折や関節、靭帯の損傷を招きかねないので避けた方がいいです。

骨盤王国の施術方法はバキバキしない整体を行なっています。「トントン整体法」という王国独自の施術方法で施術を行なっていきますが、むしろ強い刺激はほとんどなく、体に対して負担の強くない方法なので、安心して施術を受けることができます。

最後に

強直性脊椎炎は、原因も詳しく分かっておらず根本的な対策が行えないために痛みの軽減や体のこわばりの軽減を図ることしかできません。

ただし、何もせずにただ放っておくと、本当に日常生活が困難になる程痛みやこわばり、背骨の変形が強くなってしまう可能性のある怖い病気です。

少しでも痛みや体のこわばりの軽減を図りたい、今後ひどくならないために何かできることはしたいという方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。